『擔枷帯鎖』(たんかたいさ)

最近『断捨離』という言葉をよく耳にします。

私自身も、ちょくちょくとものを捨てたり
リサイクルショップに引き取ってもらったり

かなりスッキリすると同時に
よくもまぁ、似たよなもの、使わないものを取ってたものだと
驚きます。
知らず知らずのうちに手にしていたんですね。

これと同じようなことが、心の中でも起こっています。

表現するなら
いつの間にかいろんなところから鎖を引っ張ってきては自分の手や足に繋いで

自分で動けなくなって、苦しいと言う状態

生きていれば、いつの間にか鎖でがんじからめになっているなんて事は、誰にでもある事


禅の言葉にこんな言葉があります。

『擔枷帯鎖』(たんかたいさ)

煩悩妄想に縛られた人間の姿

枷や鎖によって、がんじがらめになってしまったさま。それは、たくさんの煩悩や妄想、そしてそれに伴う不安や苦痛によって縛り付けられ、自らを苦しみの淵に追いやっている姿なんです。


気がつけば、そんな事になっている事ありますよね。

優しい人に多いのかもしれ無い。


たまにはゆっくりと、心の断捨離をしたいと思います。

人気のある禅語

『有漏路(うろじ)より無漏路(むろじ)へ帰る一休み雨ふらばふれ 風ふかば吹け』

雨洗風磨(うせんふうま)

『真玉泥中異』しんぎょくでいちゅうにことなり

『山是山水是水』(やまこれやま みずこれみず)

『おさな子がしだいしだいに知恵づきて 仏に遠くなるぞ悲しき』

『眼不自見、刀不自割』 (めはみずからをみず、かたなはみずからをさかず)

『孤雲本無心』(こうんもとむしん)

『一大事は今日只今の心なり(いちだいじはきょうただいまのこころなり)

『花謝樹無影』はなしゃしてきのかげなし

『鏡分金殿燭』(かがみはきんでんのしょくをわかつ)