『鉄樹花開二月春』てつじゅはなひらくにがつのはる

忘れられない言葉

もう15年程前の話です。
新社会人になった時にお世話になった専門商社での話です。

若手を集めて勉強会を開催しました。

それが何故か会社で注目を浴びて、協力していただける人が増えたころ

ある上場企業の役員の方に、オブザーバーとして勉強会に参加していただきました。

その方は創業後、まだ間もない会社を今では3000億企業にまで育てた方でした。

その方は勉強会を立ち上げた僕に、こんな言葉を贈ってくださいました。

5年という歳月は困難を可能にし
10年という歳月は不可能を可能にする』

今でも何かを始める時はこの言葉を思い出します。

禅の言葉に

『鉄樹花開二月春』てつじゅはなひらくにがつのはる

鉄樹とは、生命力を失った古木のこと。そんな古木でも厳しい冬を越えた後に花を咲かせると言う意味だそうです。

どんなに無理に思えたとしても、正しい努力を続ければ実現する。

実現可能な事だけをやると決めて計画する。

それも良い

でも、たくさんの人が不可能と思った事を可能にする方がワクワクする。

今は、誰も理解してくれなくも良い

そもそも理解される事が目的じゃないでしょ

自分だけが目指すものがあるなら
ワガママにやれば良い


10年あれば間に合うから

人気のある禅語

『有漏路(うろじ)より無漏路(むろじ)へ帰る一休み雨ふらばふれ 風ふかば吹け』

『真玉泥中異』しんぎょくでいちゅうにことなり

『八風吹けども動ぜず』 はっぷうふけどもどうぜず

「心こそ 心迷わす心なれ 心に心 心許すな」

『好事不如無』こうずもなきにしかず

『山是山水是水』(やまこれやま みずこれみず)

『松樹千年の翠 』(しょうじゅせんねんのみどり)

『花謝樹無影』はなしゃしてきのかげなし

『孤雲本無心』(こうんもとむしん)

『莫妄想』(まくもうぞう)