『行雲流水』(こううんりゅうすい)

私たちは、日々変化と言うものに出会います。

それは目に見えるものであったり、見えないものだったり

身体の変化であったり、心の変化であったり

居たものがいなくなったり

自分が所属する環境の変化であったりもしますよね。

いつもと変わってたら、違和感があったり、変わる事を恐れる事もあります。

変わることが悪いことのように言われることもあるかもしれません

いつもと変わらないって事がどれほど心安らぐことか(笑)

でも変わらないことなんてないんですよね。

この世は諸行無常(しょぎょうむじょう)

禅の言葉に

『行雲流水』(こううんりゅうすい)

という言葉があります。

空を行く雲、川を流れる水は、一時も同じ状態ではありません。
雲は山にあたればその形を変えて進みます。
川を流れる水も、岩にあたればその岩を避けて進む


壁に当たったら、避けてもいい
時には、流れに身を任せてもいい


自由に変わっていいんです。

人気のある禅語

『有漏路(うろじ)より無漏路(むろじ)へ帰る一休み雨ふらばふれ 風ふかば吹け』

雨洗風磨(うせんふうま)

『真玉泥中異』しんぎょくでいちゅうにことなり

『花謝樹無影』はなしゃしてきのかげなし

「心こそ 心迷わす心なれ 心に心 心許すな」

『長者長法身、短者短法身』(ちょうじゃちょうほっしん、たんじゃたんほっしん)

『八風吹けども動ぜず』 はっぷうふけどもどうぜず

『おさな子がしだいしだいに知恵づきて 仏に遠くなるぞ悲しき』

『一大事は今日只今の心なり(いちだいじはきょうただいまのこころなり)

『汝十二時に使われる 老僧は十二時を使い得たり』