わが心秋月に似たり 碧潭(へきたん)清くして皎潔(こうけつ)たり 物の比倫に堪うるなし、われをして如何が説かしめん
『我が成す事は、我のみぞ知る』
有名な言葉なのでご存知の方も多いかと思います。
坂本竜馬の言葉ですね。
自分で自分の事をしっかりとわかっているからこその言葉だと思います。
禅の言葉に
わが心秋月に似たり 碧潭(へきたん)清くして皎潔(こうけつ)たり 物の比倫に堪うるなし、われをして如何が説かしめん
という言葉があります。
私の本当の心は、純粋で一点の曇りもなく澄み切った心。この心は自分自身にしか分からない
そして誰に説明する事もできない。
と解釈します。
(禅では、この心をもう一人の自分と言う捉え方をしたりもするようです)
つまり、誰にも説明出来ない純粋な澄み切った心は、自分にしか分からない。
この心の声に耳を傾け、この心に問う事で
進むべき道が見えてくるのだと教えてくれます。
進むべき道は、他の誰かに教えてもらう物ではなく、もう一人の純粋な自分との対話から見えてくるのかも知れませんね。