『門松は冥土の旅の一里塚』 (かどまつはめいどのたびのいちりづか)

先日、甥っ子の誕生日でした。
10歳になったとのこと

自分の10歳の頃は何をしていたかなぁ
と物思いにふけりつつ

私は40歳を超えましたが
未だに誕生日はなんだか嬉しくなります。

禅僧の一休宗純の歌にこんな言葉があります。

『門松は冥土の旅の一里塚』
(かどまつはめいどのたびのいちりづか)

門松は正月を意味しています。
一里塚は距離を示す目印のこと

これは、正月はめでたいめでたいというけれど
また一年歳をとると言う事(冥土に近づく)
本当に、めでたいのか?

嬉しいと浮かれてばかりいてはいけない、残りの人生をどの様に生きていくのか?

そう問いかけられているようです。

誕生日も同じでだと思います。

嬉しいと浮かれてばかりいてはいけない、残りの人生をどの様に生きていくのか?

そう問いかけられているようです。

この歌にはこの後、「めでたくもあり、めでたくもなし」と続きます。


確かに……(笑)

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