『自灯明』(じとうみょう)

たまに、サラリーマン時代の友人と合うと
「サラリーマンは自由が無くて……お前はいいよな」
という愚痴を聞かされる事があります。

はたから見ると私は自由に見えるのでしょうか

まぁ、見えるならそのままにしておこうと思います(笑)

隣の芝生は青いのでしょうね。

そういう私にはサラリーマンの芝が青々として眩しいくらいです。

禅の言葉に

『自灯明』(じとうみょう)

と言う言葉があります。

「自らを灯明とし、自らを拠りどころとせよ」人に依存せず自分自身をよりどころにせよという意味です。

この言葉は私を励ましてくれます。

そもそも最後まで面倒を見てくれる会社なんて無い。

「この世は諸行無常

自分が死ぬまで面倒を見てくれる親はいない。

「寿命は順番に来る方が望ましい」

どんな事でもそうですよね
最後は自らを拠り所にしなくてはならないはず。

そう『自灯明』

この言葉はを聞くと
潔(いさぎよ)くなれる。


「自分がやるしかないんだ!」と

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