『松樹千年の翠 』(しょうじゅせんねんのみどり)

明けましておめでとうございます。

このお正月は、実家に帰っておりました。
兄の家族も帰ってきており、久しぶりに、みんなで食事をとりました。

日頃は、別々に住んでいますので、家族がそろうのは、お正月だけになりましたが、年に一度でも、家族が集ば、いつもの家族の姿に戻れるものですね。

父や母はもちろんのこと、兄も私も少しずつ年を重ねております。
生活の環境も変化し続けています。

日頃は、諸行無常(しょぎょうむじょう)そのままであり続けるものはない、と申しておりますが

家族の絆は変わらないなぁ
なんて感じました。


禅の言葉に

『松樹千年の翠 』(しょうじゅせんねんのみどり)

という言葉があります。

松の木は、若い木であっても、一千年以上経った古木であったとしても、変わらず緑の葉を付けている。

お正月や、親の誕生日などに、変わらず元気でいて欲しいとの思いを込めて贈る言葉です。

もちろん、木も変化します。
葉も落ちてまた新たに、葉が付くわけですから、少しずつ変わっているんです。

家族だって、ホントは変わっています。
年を重ねれば、親の有り難みもわかるし、年老いていく親の体もいたわりたくなるものです。

少しずつ変化しながらも、変わらない良さがあるものですよね。

僕の両親にも、永く元気でいて欲しいと思います。

今年一年、皆様にとって良い一年でありますように




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