『虚心坦懐』(きょしんたんかい)

心の栄養が足りなくなると

なんだか、余計なことを考えてしまうことがありませんか?

あの時、彼にかけた言葉はもしかしたら
彼を傷つけてしまったのでは無いか?

もしかしたら、あの時のことを彼女は気にしているのでは無いか?

もしそうだとしたら、彼(彼女)は私に対してどのような感情を持ったのだろうか?

「私は、彼(彼女)にどう思われているか?」

「決して良い感情を持っていないだろう」

きっと彼(彼女)は私のことを・・・

お互いの距離が近くなればなるほど
いい意味でも、悪い意味でも、影響し合うのが人間です。

相手のことを大切に思うがために
ありもしない、妄想を起こして
勝手に心を疲れさせてしまう

本当に、優しすぎです。

でもそこが、「いいところ」

禅の言葉にこんな言葉があります。

『虚心坦懐』(きょしんたんかい)

妄想や偏見、執着から離れありのままを素直に受け入れることのできる心の状態をさします。

次に、彼(彼女)に会う時は
『虚心坦懐』でいたいものです。

そのためには、次に会った時に、先にあやまりましょう
「もしかしたら、この間の言葉(態度)で、君を傷つけてしまったのではないかと気になっていたんだ。本当にごめんね」

そこから先は『虚心坦懐』

きっと心が楽になる

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