『巡照板』(じゅんしょうばん)
私の住んでいる京田辺市は、一休寺(酬恩庵)があることで有名ですが、少し足を伸ばすと
隠元禅師開基『黄檗宗大本山萬福寺』があります。
私も、何度か足を運んだことがります。
ちなみに、あのいんげん豆を日本に伝えた方だそうです✨
ちなみに、木魚も隠元禅師が日本に伝えたそうです。
仏教そのものが中国から伝わったものですし、仏教とともにいろんな文化も伝わったんですね。
そんな萬福寺で興味を惹かれたのが
『巡照板』(じゅんしょうばん)
この板を叩いて雲水(修行僧)たちに時間を伝えます
『巡照板』には下記の文字が書いてあり(写真は消えかかっていますが)雲水はこの言葉を唱えながら叩くのだそうです。
謹白大衆
生死事大
無情迅速
各宜醒覚
慎勿放逸
なんの意味かというと
謹んで大衆(修行者)に申し上ぐ。
生死は事大にして、
無常は迅速なり。
各々、覚醒して、無為に、時を過ごさぬように。
【周峰(shuhou)要約】
皆さんにお伝えします。
人間の生きる死ぬはもっとも重大な事です。
同時に時間は刻一刻と過ぎて行き、命も同じ様に過ぎて行く
だからか、この事に気づいたならば、一刻も無駄に生きてはいけない
という事
これは、決して修行僧の為だけの言葉では無いです。
この言葉、忘れないようにしたいですね。
