『有漏路(うろじ)より無漏路(むろじ)へ帰る一休み雨ふらばふれ 風ふかば吹け』

「一休さん」の言葉にこんな言葉があります。

『有漏路(うろじ)より無漏路(むろじ)へ帰る一休み雨ふらばふれ 風ふかば吹け』

一休さんの名前のきっかけになった言葉です。

有漏路は、迷い、囚われている姿
無漏路は、悟りの姿

人は本来仏性を持って生まれて来るのだから悟りの世界にいた。

しかしこの世に生まれて迷い囚われる。

そして本来ある無漏路へ帰る途中(輪廻)の休憩が今だ。

そんな一瞬の今世、雨風が吹いてもそれもまた一瞬の出来事。

大したことはない、という意味だそうです。


「辛い時間も永遠には続かない」
だから、そんなに悩まなくてもいい

また「この世にいる人間は、みんな有漏路を生きている」
だから、あなたと、大して変わりない(笑)


そんな風に受け取ってます。

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